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令和3年1月18日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川市長 長谷川氏 新人、12年ぶり無投票 市議選に22人
日付 2021.1.18
新聞名 静岡(朝)
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記事全文 任期満了に伴う菊川市長選と市議選が17日告示され、市長選は新人で元県職員の長谷川寛彦氏(59)=自民、国民推薦=以外に立候補の届け出がなく、無投票で初当選が決まった。同市長選の無投票は12年ぶり。市議選は定数17に対し、現職12人、元職1人、新人9人の計22人が立候補し選挙戦に入った。=新市長の抱負、市議選の立候補者一覧17面、関連記事29面へ市議選の投票は24日午前7時~午後8時に市内17カ所で行われ、午後9時から堀之内体育館で開票する。期日前投票は18~23日に市役所本庁舎と小笠支所で受け付ける。16日現在の選挙人名簿登録者数は3万7378人(男1万8841人、女1万8537人)。長谷川氏は与野党や各種団体の幅広い支援を取り付け、天竜浜名湖鉄道社長として発揮した企画力をアピールしながら市の活性化を訴えた。当選が決まった午後5時すぎ、同市加茂の選挙事務所に戻った長谷川氏は支援者から歓声と拍手で祝福され、「コロナで苦しい状態はしばらく続く。一つ一つ市民の声を聞いて、『住みたいまち菊川』にするため全身全霊で頑張っていく」と抱負を述べた。菊川市長の略歴長谷川寛彦氏(はせがわ・ひろひこ) 菊川市出身。1984年に県庁に入庁し、税務課長、交通基盤部理事などを歴任した。2018年からは天竜浜名湖鉄道社長を務めた。駒沢大卒。西方。解説=現職後継指名も政治手腕未知数任期満了に伴う菊川市長選で長谷川寛彦氏が新人ながら無投票当選したのは、4期16年務めた太田順一市長から事実上の後継指名を受け太田氏の支援者や商工、農業関連団体などの支持を得たからだ。県職員だったとはいえ政治的手腕は未知数。直面する新型コロナウイルス対策や山積する市の課題でリーダーシップが求められる。告示の約3カ月前に出馬表明した長谷川氏は自民、国民民主両党から推薦を得たほか、県職員や天竜浜名湖鉄道社長としての実績を武器に、20回にわたり市内で演説に回るなど周到な準備を進めてきた。JR菊川駅北開発や外国人住民支援、低迷する茶業の振興など市政課題は多い。経済状況の悪化で税収減も見込まれる中、豊富な行政経験を生かすとともに民間経営者としての改革力を発揮できるか、かじ取りに注目が集まる。菊川市議選立候補者 (届け出順、定数(17)―22)織部光男  71 無現 防災士竹内敏行  71 無現 菊川LC会長内田隆   72 無現 農業赤堀博   73 無現 理容師 渡辺修   61 無新 農業 松本正幸  72 無現 議長山下修   65 無現 コンクリート会社役員 鈴木直博  72 無現 知財コンサルタント西下敦基  45 無現 観光農園会社役員 坪井仲治  65 無新 [元]電力会社社員 織部ひとみ 64 公新 党小笠支部副支部長 東和子   64 無新 [元]教育相談員 小林博文  56 無現 電気通信会社社員須藤有紀  28 諸新 政治団体市代表 横山隆一  68 共現 広告会社顧問横山陽仁  70 無現 商事会社社長山本紘之  35 無新 飲食店店主速水正弘  68 無新 植物関連学会役員石井祐太  32 無新 IT関連会社社長西沢和弘  64 無元 楽器店店主 倉部光世  58 無現 [元]子育て支援団体代表 渥美嘉樹  25 無新 [元]自動車メーカー社員