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令和3年1月26日静岡新聞:記事全文

見出し 20代2人が上位当選 菊川市議選 分析 若者の意見反映に期待
日付 2021.1.26
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 24日投開票が行われた菊川市議選(定数17)で当選した上位2人は、ともに20代の新人だった。同市議会で初の20代議員が誕生し、若者の意見を議会に反映することが期待される。トップ当選した渥美嘉樹氏(25)は「今まで届かなかった声を届けていきたい」と抱負を述べ、2位だった須藤有紀氏(28)は「地域住民の声を届ける若い力が必要と感じた」と語った。2020年4月1日時点での議員平均年齢は67・9歳。新市議17人の平均年齢は今月25日現在で60・5歳と大幅に若返った。渥美氏に投票したという団体職員の男性(25)は「議会に若い意見は必要。若者世代の代表として誰にとっても住みやすいまちにしてほしい」と期待を寄せた。女性議員は新人3人が当選し、同市議会で過去最多の4人になった。唯一、現職で当選した倉部光世氏(58)は多様性のある議会を目指したいという。「子育てや福祉など取り組む幅が広がると期待している」と話した。投票率は前回選を8・22ポイント下回る過去最低の60・05%だった。投票日の悪天候に加え、コロナの感染拡大や市長選が無投票になったことが影響しているとみられる。期日前投票数は前回選より1・19倍増加した。党派別には無所属14人、諸派、公明、共産が各1人。公明党が議席を獲得したのは同市議会では初めて。