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令和3年3月30日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川の公共施設 福祉車両を配備 中電 原子力災害備え
日付 2021.3.30
新聞名 静岡(朝)
30
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 中部電力は30日、菊川市内の公共施設3カ所に福祉車両4台を配備した。浜岡原発(御前崎市佐倉)で原子力災害が発生した際、高齢者や重病者ら避難に介助を必要とする市民を放射線防護施設まで運ぶ目的。中電と菊川市が2019年12月に結んだ要支援者の安全確保に関する協定に基づき、同市役所と中央公民館に1台ずつ、総合保健福祉センター「プラザけやき」に2台を備えた。福祉車両は高齢者らが車いすのまま乗り降りするためのスロープや固定器具を備え、平時は各施設が福祉や医療のために使える。災害時は中電が避難支援要員を派遣し、車両を運転する。中電は22年度までにあと6台を同市に配備する。同様の協定を結んでいる御前崎市には11台、牧之原市には6台を配備した。