記事全文
令和3年4月30日静岡新聞:記事全文
見出し | アナフィラキシー対応学ぶ 菊川市 ワクチン接種へ研修―新型コロナ |
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日付 | 2021.4.30 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 15 |
連載・コーナー | 浜松・遠州 |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市は29日、高齢者への新型コロナワクチン接種本格化に向け、アナフィラキシー発生時の対応を学ぶ医療従事者向け研修を同市のプラザけやきで開いた。医師、看護師、保健師ら約50人が患者役とスタッフ役に分かれて訓練を重ね、要領を身につけた。同市は5月8日から一般高齢者の集団接種を開始予定。アナフィラキシー発生の可能性が他のワクチンよりやや高いとの報告があるため、市家庭医療センターが作成したフローチャートを共有し、機材を用意して備える。訓練は接種を終えた人が苦しさを訴えたと想定。発見者がスタッフを集め、バイタルサインの測定、酸素投与、アドレナリン注射をして救急搬送するまでの流れを交代しながら繰り返した。医師らは「結果的に症状が軽くても、空振りを恐れず十分な対応をして」と呼びかけた。指導した同センターの松田真和所長は「未知の部分もあるが、スタッフがチームとして自信を持って従事し、そのための取り組みが可視化されることが市民の安心感につながる」と話した。 |