記事全文
令和3年5月31日静岡新聞:記事全文
見出し | 棚田復元へ苗植え 菊川 家族連れなど協力 |
---|---|
日付 | 2021.5.31 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 15 |
連載・コーナー | 浜松・遠州 |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市倉沢の千框(せんがまち)棚田で29日、田植え作業が始まった。6月6日まで、復元に取り組む地元NPO法人せんがまち棚田倶楽部とオーナー制度の申込者、静岡大棚田研究会の学生ら350人余りが参加して約1・5ヘクタールにもち米の苗を植える。昨年は感染症の影響で人数を大幅に絞ったため、地元農家らの作業負担が重かった。今年は感染対策を講じ、家族連れなど小規模のグループ中心に参加者数が回復。それぞれ泥の感触を楽しみながら作業に汗を流した。夏に草刈り、10月に稲刈りのイベントを開く。一時荒廃していた棚田はオーナーらの協力もあって復元が進んできた。倶楽部は昨秋以降、小型トラクターを導入して一部機械化したり、繁茂するヨシを刈って景観を整えたりと、復元エリアの拡大に向けた新しい試みを進めている。 |