文字のサイズ

小 中 大

記事全文

令和3年7月24日静岡新聞:記事全文

見出し 伝統の焼きびな 児童制作 文化財の歴史、価値学ぶ 菊川で「フェスティバル」
日付 2021.7.24
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市教育委員会は23日、郷土工芸品「焼きびな」と古代の土器を制作する「どきどきフェスティバル」を市埋蔵文化財センターで開いた。小学生20人余りが参加して文化財の歴史や価値を学んだ。市内には古墳群があり、土器が多数見つかっている。江戸時代には粘土を焼成、着色して造る色鮮やかなひな飾りが生まれ、受け継がれてきた。イベントは豊かな文化に触れてもらおうと企画した。焼きびなはお内裏様や七福神、猫、鳥といった型に粘土を詰め、取り外して表面を滑らかに磨いてから焼成する。児童たちは好きな型を選んで整形し、余った粘土で思い思いの小物を造った。8月に再度集まり着色する。同センターは夏休みから10月3日にかけ、特製グッズがもらえる文化施設スタンプラリーも開催する。