文字のサイズ

小 中 大

記事全文

令和3年8月9日静岡新聞:記事全文

見出し 災害救助犬の訓練体験 菊川市市民協働センター 中高生向けセミナー
日付 2021.8.9
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市市民協働センターは7月末から、中高生向けのNPO体験セミナーを市内各地で開いている。8月7日はNPO法人災害救助犬静岡のセミナーを市内の訓練場で開いた。高校生6人が参加した。同NPOの市川金子専務理事が災害現場で優れた嗅覚をもとに要救助者を探す災害救助犬の能力や、警察犬との違いを説明した。7月に熱海市伊豆山で発生した土石流災害など、これまでの出動実績も紹介した。救助犬は危険な場で活動を行うため「犬を訓練するハンドラーとの信頼関係が必要。服従訓練が最も大切」と強調した。高校生は救助犬が建物やがれきの中から要救助者を探す訓練に参加した。要救助者役として建物の中に入った常葉大菊川高1年の熊切美海さんは「見つけてくれるか不安だったが、犬の顔が見えたとき安心した。救助犬がハンドラーの指示通り動いていて賢いと思った」と話した。NPO体験セミナーは8月末までに市内の13NPOが実施し、中高生140人が参加する。