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牧野原居住元開懇方惣人員

所蔵 菊川文庫
タイトル 牧野原居住元開懇方惣人員
フリガナ
形態 14ページ
概要 牧之原開墾方士族の総数については明確な史料もなく、内田忠正の「牧野原開拓記念 明治二年移住士族芳名録」によると312名、金谷郷土史研究会作成の「牧之原開拓士族名簿」では264名などと記されている。静岡藩、政府などからの様々な支援も空しく開拓の現実は厳しく、歯が欠けるように牧之原を去る者が続出したようである。1878(明治11)年3月に中条景昭を筆頭に開拓士族215名が大迫県令に「開墾茶畑培養費ノ儀ニ付拝借金願」を提出したことを知ることができるが、本史料「牧野原居住元開墾方惣人員 明治十六年九月廿三日調」には居住地別に119人が記されている。1878(明治11)年から1883(明治16)年にかけての減り方は激しい。士族の手を離れた土地は、残留士族の手に渡ることもあったが、多くは、三橋開墾、松本開墾などの豪農による地主経営に委ねられたもの、周辺の一般農民への小口移動に姿を変えたもの、と様々であった。
その他 詳細な画像はふじのくにアーカイブで公開を予定しています。
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