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平成27年7月14日静岡新聞:記事全文

見出し 人口減少対策で提言 菊川市議会が政策討論会
日付 2015.7.14
新聞名 静岡(朝)
21
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市議会は13日、市役所で人口減少対策をテーマにした政策討論会を開いた。出席した議員16人が子育てと雇用の分野から、人口増加につながる施策を提案し意見を交わした。今後複数回会合を開き9月末までに政策案をまとめ、太田順一市長へ要望書を提出する予定。子育て政策では、児童手当の拡充や子どもの医療費の助成といった子育て世帯への経済的な支援策の提案が目立った。宮城力弘議員は待機児童ゼロを目指し、放課後児童クラブの充実化を訴えた。倉部光世議員は「女性に出産と仕事の両立を期待するだけでなく、男性の働き方を変えることにも目を向けるべき」と指摘した。雇用対策では企業誘致を中心に意見が交わされた。山下修議員は「菊川の水道料金は県内でも高い」と指摘し、料金の助成措置を提案した。鈴木栄議員は「誘致を大企業に限る必要はない」として、個人起業家の支援充実を重視した。市議会基本条例に定められた取り組みで、今回で6年目。議員の提言を市政に確実に反映させるため、市幹部との意見交換も予定している。