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平成28年5月24日静岡新聞:記事全文

見出し 県設置の小水力発電完成 大井川用水利用―菊川で開所式
日付 2016.5.24
新聞名 静岡(朝)
9
連載・コーナー 政治・しずおか
ジャンル 特集
記事全文 菊川市西方で23日、大井川用水を利用した二つの小水力発電所の開所式が行われた。完成したのは、西方発電所と伊達方発電所(掛川市)。2013年から県が建設を進めていて、完成後は大井川右岸土地改良区(理事長・太田順一菊川市長)が施設を管理する。 用水路に設けられた約5メートルの水位差を利用し、水車を回すことで発電する。年間で、2機合わせて一般家庭600戸分の約200万キロワットが発電でき、電力はすべて鈴与商事(静岡市)が買い取る。同土地改良区は、収益を農業用水路などの維持管理費に充てる。開所式には、川勝平太知事や太田市長、鈴与の鈴木与平会長ら関係者約60人が出席した。太田市長は「環境に優しい発電方法で、災害時にも利用できる素晴らしい施設。しっかりと維持管理していきたい」とあいさつした。