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平成28年5月28日静岡新聞:記事全文

見出し 小林かいち展 今日開幕 モダンなデザイン特徴―菊川 常葉美術館
日付 2016.5.28
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 県内総合
ジャンル 県内総合
記事全文 大正後期から昭和初期に京都を中心に活躍した挿絵画家、小林かいち(1896~1968年)の作品展「生誕120年記念 謎の叙情画家小林かいち」(常葉美術館、静岡新聞社・静岡放送主催)が28日から、菊川市半済の同美術館で始まる。27日には作品の搬入、展示作業が行われた。小林かいちの作品は、ピンクや青の色彩にハートや星などを配したモダンなデザインが特徴。しとやかに泣く着物姿の女性を描いた作品も多く、大正ロマンをかき立てる。2008年に遺族が名乗り出るまで、生没年や性別も分からない「謎の画家」だったという。会場ではかいちが手掛けた絵はがきや絵封筒など約500点を展示する。堀切正人館長は「もともと有名な画家だけでなく、かいちのように最近注目されるようになった作者の良さにも触れてほしい」と話した。7月3日まで。開館時間は午前9時半~午後5時。木曜日と6月11、12日は休館。