記事全文
平成28年5月31日静岡新聞:記事全文
見出し | 熊本地震で救助犬活躍 県警、菊川のNPOに感謝状 土砂から不明者発見 |
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日付 | 2016.5.31 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 24 |
連載・コーナー | 県内総合 |
ジャンル | 県内総合 |
記事全文 | 熊本地震で行方不明者の発見に貢献したとして県警は30日、菊川市のNPO法人「災害救助犬静岡」に警備部長感謝状を贈った。行方不明者は心肺停止状態で、後に死亡が確認されたが、訓練の積み重ねと迅速な活動が発見につながったとたたえた。同法人によると、「本震」発生の翌17日、メンバー7人が救助犬9匹と現地入りした。民家が土砂に埋まった南阿蘇村で18日、静岡県警広域緊急援助隊と共に捜索活動した。複数の救助犬が反応を示し確認のため投入した雌で6歳のラブラドルレトリバー・ジュリエットも人がいることを知らせた。同隊が土砂の中から女性を発見した。菊川署で贈呈式が行われ、現地で活動したメンバー7人と救助犬が臨んだ。深沢健二部長は「日ごろの地道な訓練と迅速な活動のおかげ。敬意を表する」と述べ、同法人の杉山和平顧問に感謝状を手渡した。杉山顧問は「静岡県警の理解と協力がなければ現場に入ることはできなかった」と話し、受け入れ態勢を整えた県警に謝意を表した。活動費を募金や会員の自己負担で賄っている窮状も訴えた。 |