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平成30年4月5日静岡新聞:記事全文

見出し ティーバッグで濃い茶 急須で入れた味再現 菊川の「丸松製茶場」開発
日付 2018.4.5
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市西方の老舗製茶場「丸松製茶場」はこのほど、世界農業遺産の茶草場農法で生産された深蒸し茶のティーバッグ商品「ちゃぐさば濃い生・濃い火」を発売した。手軽に飲めるティーバッグでありながら、急須で入れるのと同等に成分が濃く出るのが特徴。大きめの袋を使い、湯の中で茶葉が広がりやすくするなど、独自の工夫を重ねた。茶葉は市内の茶草場農法実践者ヤマキ鈴木製茶が生産した。荒茶の爽やかな味を生かした「濃い生」と伝統の火入れ技術で風味を強調した「濃い火」の2種類を用意した。箱入り12パックで税込み1620円。ハイクラス商品として贈答用のほか高級ホテルなどでの需要を見込む。販売担当の森本千穂さんは「普段急須を使わない人にも本格的な茶の味を楽しんでほしい。茶草場農法の継承にも貢献したい」と話す。