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平成30年10月18日静岡新聞:記事全文

見出し データ分析活用へ研修 施策立案や効果検証に―菊川、袋井市職員
日付 2018.10.18
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市と袋井市はこのほど、国の地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」を使ったデータ分析研修を両市役所で開いた。職員約70人がシステムの使い方や施策立案、効果検証への生かし方を学んだ。リーサスは官民の膨大な情報を集約したシステム。各市町の人口動態、税収内訳などさまざまなデータの推移や将来予測が分かる。両市は昨年度から合同の研修を重ねていて、今回は帝国データバンク社の講師らを招き、より具体的な人口減少対策の施策案を班ごとに話し合った。両市は過去数年間、転入による人口増加がみられる。一方、若い女性や子育て世代の転出も多く、参加者はデータを見ながら原因や対策について意見を交わした。視察した内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の渡辺宏和企画官は「施策立案にはデータに基づく正しい現状認識が重要。リーサスを使った分析の方法を学び、継続的に活用してほしい」と呼び掛けた。