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昨年12月に岡山市で開かれた全国高校弓道選抜大会の男子個人(近的競技)で優勝を果たした。高校入学時から弓道の道に入った。小笠高弓道部の全国大会出場は今回が初めてで、学校の歴史に名を残す快挙を遂げた。2年生。17歳。―決勝を振り返って。 「一射一射にベストを尽くした。6射目まで連続で成功し、栃木県の選手と一騎打ちになった。8射目の外し方が悪かったが、気持ちを落ち着かせて悪い流れをリセットできた。優勝を決めた9射目が入った時は実感がなかった」 ―優勝の要因は。「部長が一緒に全国大会に出場したこともあり、リラックスして試合に臨めた。弓道を始めて2年。少しずつ弓道のことが分かり始めて、決勝では試合を楽しむことができた。先生や友達、家族が支えてくれたことが優勝につながった」―始めたきっかけは。 「高校入学時の部活見学で、はかまを着て弓を引く先輩の立ち居振る舞いがかっこよくて憧れた。あいさつや礼儀の指導も受けるため、人間的に成長できることが魅力だと感じる」 ―今後の目標は。 「夏のインターハイで団体戦で全国優勝を目指したい。自分自身は技術面でも精神面でも弱いところがあるため、課題を分析して努力していく」◇将来の目標は福祉関係の仕事に就くこと。 |