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平成31年3月13日静岡新聞:記事全文

見出し ハーブティー生産販売”小中生社員”活動振り返る―菊川
日付 2019.3.13
新聞名 静岡(朝)
22
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市の小中学生が企業経営を体験するプロジェクト「菊川ジュニアビレッジ」は10日、2018年度事業報告会を市商工会館で開いた。社員としてハーブティーの生産販売に取り組んだメンバーが活動を振り返った。3年目の本年度は16人が参加し、パッケージを改良して首都圏での販売強化などに取り組んだ。ただ夏の猛暑と台風の塩害でハーブ畑が被害を受け、生産量が落ち込んだ。商品1袋当たりのティーバッグの数を減らして単価を下げるなど工夫を重ね、販売数は前年度近くまで盛り返したが、年間売り上げは72万円と減少した。社長の菊川東中2年佐々木遥菜さんは「目標は達成できなかったけれど、いろいろな人と出会い、たくさん笑うことができた」と支援者に感謝を伝えた。プロジェクトは地元企業エムスクエア・ラボが市の受託事業として実施してきた。18年度で委託が終了し、今後は同社と旅行会社などが設立したグローカルデザインスクールが事業主体になる。