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平成31年4月1日静岡新聞:記事全文

見出し 棚田彩る竹灯籠明かり 菊川・千捱でアートオベント
日付 2019.4.1
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市倉沢の棚田「千框(せんがまち)」をろうそくや灯籠の明かりで彩る「せんがまち あぜ道アート」(実行委主催)が30日夜、同所で開催された。集まった地域住民らが幻想的な光景を楽しんだ。実行委は棚田の保全活動を行うNPO法人「せんがまち棚田倶楽部」や静岡大棚田研究会のメンバー、地域住民らで5年ほど前に組織された。多くの人に棚田を訪れて興味を持ってもらおうと、あぜ道アートの開催を続けている。棚田には実行委メンバーがろうそくや顔が掘られた竹灯籠など約千本を用意した。虫やカエルの鳴き声が響く中、午後5時過ぎに点火したが、急な雨で火が消えてしまい一時中断する事態に。雨が上がるのを待ってから再びともすと、ろうそくのほのかな明かりがあぜ道を照らした。名古屋市から訪れた三谷紗穂さん(12)は「写真よりも自分の目で見た方がとてもきれいだった」と笑顔で語った。