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令和2年8月11日静岡新聞:記事全文

見出し 深谷さん(菊川)粟ケ岳熱中2500回超 「今後も毎日健康に登りたい」 掛川観光協会が表彰
日付 2020.8.11
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 掛川観光協会は山の日(8月10日)に合わせ、掛川市東山の粟ケ岳に2500回登頂したとして菊川市中内田の深谷たか江さん(76)を表彰した。深谷さんが登山を始めたのは2009年、近所に住む堀内初代さん(73)に誘われたのがきっかけ。始めは週一回程度だったが次第に粟ケ岳に魅了され、毎朝の日課となった。10日は2526回目の登頂。堀内さんと2人で訪れ、麓の東山いっぷく処から茶園の舗装されたアスファルトの道や、木で日陰が作られた細い山道を約1時間歩いた。山頂に到着すると、登山仲間が2人を迎え、記念撮影した。深谷さんは粟ケ岳の魅力について「空気と景色」と強調。山頂からは富士山や伊豆半島、駿河湾が一望できる。最も印象に残っているのは雪景色。一面の茶園が白くなった景色は忘れられないという。山頂には、100回以上の登頂者と50回登頂した子ども、合わせて95人の名前を掲載した横断幕を掲揚。感染症対策のため代表者のみに表彰状と記念品が渡された。深谷さんは表彰を受け「通過点の一つ。今後も毎日健康に登りたい」と元気よく語った。