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令和3年5月17日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川田んぼアート 今年はアマエビ 京アニ元社員 大村さん緑、常葉大生協力
日付 2021.5.17
新聞名 静岡(朝)
16
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 田んぼアート菊川実行委員会は16日、田植え祭を菊川市下内田の水田で開いた。今年の図柄は感染症収束を願うアマビエ。約1600平方メートルに赤、白、茶など8種の古代米の苗を植え、葉が色づく6月中旬には図柄が浮かび上がる。2008年から続き市の夏の風物詩となっている事業。昨年は京都アニメーション社員だった故大村勇貴さんの作品を採用し、県内外から見物客が詰めかけた。今年は大村さんの母校、常葉大造形学部が協力し、学生が発案した天女のようなアマビエの姿を描く。田植えは農家やボランティア、掛川工業高の生徒ら約80人が参加し、大村さんの家族も一緒に汗を流した。前週までに千本近い支柱とテープで水田に下絵が造ってあり、参加者は色の配置を確かめながら手植えした。実行委の池田正代表は「今年も我慢の夏になるかもしれないが、みんなが身近で楽しい思い出を作れる場になれば」と話した。6月12日~8月15日の土日祝日に観賞用やぐらを開放する予定。