文字のサイズ

小 中 大

記事全文

令和3年7月4日静岡新聞:記事全文

見出し 和紅茶作り体験 茶草場農法の茶葉使用 菊川
日付 2021.7.4
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市のNPOせんがまち棚田倶楽部は3日、茶草場農法の茶葉を使った和紅茶作り体験会を同市の上倉沢公会堂で開いた。約40人が参加し、手もみによる紅茶の製造、試飲を体験した。地元の倉沢園が畑に茶草を敷き無農薬で育てたZ1種の茶葉を提供。参加者は手もみして水分を抜き、紙で包んで発酵させた後、工場であらためて発酵と乾燥をして、数時間で色鮮やかで香り高い紅茶を完成させた。できたてを湯出しして味わった横山杏樹さん(6)は「自分で作るのは楽しかった。普段飲む紅茶とは味が違う」と話した。指導したNPOの堀延弘事務局長は「世界農業遺産である茶草場農法の意義や、茶の楽しみ方に触れてもらえれば」と呼びかけた。静岡大棚田研究会の学生、市茶業協会などが運営に協力した。