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令和3年7月16日静岡新聞:記事全文

見出し 「特有な地形、活動困難」熱海土石流 菊川市消防、市に報告
日付 2021.7.16
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 海市伊豆山地区で発生した土石流現場に派遣された菊川市消防本部の隊員が15日、市役所で長谷川寛彦市長に活動を報告した。隊員派遣は現在も継続中で、同日時点で27人の隊員を派遣した。同本部は土石流が発生した3日から5~6人の隊で4日間ずつ派遣している。15日は9日から活動した第3次隊の5人が市役所を訪れた。現地で小隊長を務めた林佳輝消防救助係長らが活動写真や現地で着用したカッパを見せながら報告した。隊員は新幹線北側の地域で行方不明者の捜索活動に当たり、スコップや手でがれきや土砂を除去。大量の土砂が堆積していて、腰まで埋まることもあった。第3次隊が活動した期間は厳しい暑さが続き、ゴーグルとマスクを着けながら活動を行い、服の中は大量の汗がたまる状態だった。林係長は「現地は急勾配な特有の地形で細い道が多く、車両が通れる場所が少ない」と活動の難しさを振り返った。今後の派遣や菊川市での災害に備え、隊員の体力強化や健康管理に努めるという。