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ソフトボール日本リーグ女子1部の後半戦が4日再開するのを前に、金メダルを獲得した東京五輪日本代表でトヨタ自動車の遊撃手、渥美万奈(常葉菊川高出)らが3日、オンラインで記者会見し「ソフトボールの熱を私たちが中心になって継続できるようにしたい」と意気込みを語った。渥美は米国との五輪決勝戦で「奇跡のダブルプレー」を完成させ、金メダルを引き寄せたことで一躍注目を浴びた。リーグ前半戦を2位で折り返したトヨタ自動車は、再開後の初戦を神奈川・大和スタジアムで豊田自動織機と戦う。「今できる状態で全力プレーしたい」と述べた。五輪後は10日間の休暇を取りチームには2カ月ぶりに合流した。「トヨタのメンバーもレベルアップしていた。そこに合わせるため、コミュニケーションを取って1カ月やってきた」と自信をのぞかせた。新型コロナウイルスの影響で全チームそろっての再開とはならなかったが「ファンが注目している。今まで以上に気を引き締めていく」と話した。トヨタ自動車には同じ県勢の日本代表、山崎早紀(常葉菊川高出)も所属する。会見には、日本代表で共に戦った上野由岐子、藤田倭(ともにビックカメラ高崎)、後藤希友(トヨタ自動車)も出席した。上野は「五輪と切り替えて調整できている。ソフトの楽しさが伝わるプレーをしたい」と語った。 |