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令和3年10月29日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川駅整備事業 工事費43億円 自由通路と橋上駅舎 市が説明
日付 2021.10.29
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市は28日、JR菊川駅の南北自由通路と駅舎の整備事業について、市議会全員協議会で説明した。JR東海に委託していた概略設計が完了し、工事費が約43億8千万円になる見込みと明らかにした。駅舎は鉄骨造2階建てで、ホームをまたぐ橋上構造。延べ床面積は1100平方メートル。南北自由通路は長さ90メートルで、新たに造成する北口広場と現在の南口広場を結ぶ。エスカレーターとエレベーターなども合わせて設置する。工事費43億8千万円のうち、38億4千万円を国の補助事業などでまかない、市は5億4千万円を負担する見込み。駅北整備構想は2017年に策定した。現在菊川駅には北口がないため、市はコロナ禍で地方への関心が高まる中、南北自由通路を整備することで、にぎわい創出と地域活性化を図る狙い。南北自由通路を市の将来のまちづくりに必要不可欠な施設としている。今後はJR東海との覚書締結後、22年度から27年度までの工事協定を結び、工事着手を目指す。