文字のサイズ

小 中 大

記事全文

平成27年1月15日静岡新聞:記事全文

見出し 安全対策の進展確認 菊川市議会 浜岡原発を視察
日付 2015.1.15
新聞名 静岡(朝)
21
連載・コーナー 遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市議会は14日、2011年10月に中部電力へ要請した浜岡原発(御前崎市佐倉)の安全対策の経過を確認するため、同原発を訪れた。議員16人が工事の進展状況を視察し、中電の担当者と意見を交わした。安全対策の要請は「原発内の核燃料が安全に冷却されるよう万全を期すること」「使用済み燃料の最終処分方法と処分までのスケジュールを示す」など7項目に及ぶ。要請に対し中電は、電源強化のため海抜40メートルの高台に建設中のガスタービン発電機建屋や昨年7月に同原発内に新設された危機管理部など、ソフトとハードの両面で講じてきた事故対策を説明。議員からは「高い危機管理意識を今後も保てるか」「複合災害への対応は検討しているか」などの質問が出された。視察では、18メートルから22メートルへのかさ上げ工事がほぼ完了した防波壁や、使用済み燃料の乾式貯蔵施設の設置予定場所を訪れた。