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平成27年2月8日静岡新聞:記事全文

見出し 合唱、劇で「ありがとう」 今春閉校、東遠分教室(袋井特別支援学校)が感謝の会 菊川
日付 2015.2.8
新聞名 静岡(朝)
22
連載・コーナー 遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 本年度末で閉校する菊川市西方の県立袋井特別支援学校東遠分教室の児童と生徒計41人が7日、職員や保護者に感謝の思いを伝える「ありがとうの会」を開いた。学年ごとに合唱や寸劇を披露し日頃の学習成果を発表した。出席者約120人へ生徒が感謝の思いを込めて手作りした葛布のコースターのプレゼントもあった。1971年に開校した分教室には小学部と中学部がある。日常生活の自立の基礎づくりを教育目標に、普通科目に加えて仕事を体験する作業学習を展開した。児童と生徒が作った小物を販売する恒例行事の東遠祭りには地元住民らも集まった。開校当初は同じ敷地内にある知的障害児の入所施設「東遠学園」の入所者が主に通っていたが、掛川市と菊川市からの通学生が次第に増加。通学負担を減らそうと県教委は県立掛川特別支援学校(掛川市杉谷南)を4月から設置する。芦沢恵美子校長は「分教室は東遠の特別支援教育の歩みそのもの。在校生はここでの学びを自立につなげてもらいたい」と話した。