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平成27年5月8日静岡新聞:記事全文

見出し 家庭用に刺激臭抑制 除菌水「エコノアクア」エコノスジャパン(菊川市)
日付 2015.5.8
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 創造企業 しずおか
ジャンル 経済
記事全文 加熱蒸気と光、水を利用した食品メーカー向け殺菌装置の製造販売から事業範囲を拡大し、一般消費者向けのスプレー型除菌水「エコノアクア」を自社開発した。昨年6月から販売を始め、台所やトイレといった生活シーンでの除菌・消臭効果をPRして需要の取り込みを図っている。エコノアクアはノロウイルスやインフルエンザの対策に有効な次亜塩素酸ソーダを炭酸ガスで中和し、殺菌効果を4~5倍に高めた炭酸次亜水。細菌からウイルスまで抗菌作用は幅広い。刺激臭も抑え、日常生活での使用に配慮している。これまでは低コストで安全性の高い除菌水を作り出す装置の開発に力を入れ、野菜や食肉を洗浄する食品メーカーに供給してきた。除菌水を商品化したのは装置を購入するのが難しい小規模事業者や一般家庭のニーズに対応する狙いがある。500ミリリットルの普通サイズのほかに50ミリリットルの携帯型や、ボトルの形状を自動車内のホルダーに合わせたタイプも考案した。現在はインターネットのみで注文を受け付けているが、今後はドラッグストアでの販売も視野に入れていく。■会社概要 1994年設立。従業員28人。菊川市青葉台3の15の1。▽星田真一社長(63) エコノアクアの販売促進は女性社員が中心となって取り組む。ボトルのタイプは使用する生活の場面を想定して用意した。自動車の車内用はカーナビメーカーと共同でラベルデザインの考案を進めている。インフルエンザの感染予防にも有効なため、流行した際には行政と連携して住民に提供したい。