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平成27年8月21日静岡新聞:記事全文

見出し 自分磨き 夢の間取り 趣味にも熱
日付 2015.8.21
新聞名 静岡(夕)
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連載・コーナー こちら 女性編集局 こち女
ジャンル
記事全文 JR菊川駅近く、幹線道路沿いに西洋風の一軒家がたたずむ。「ウィングホーム」(菊川市)が同社向かいに5年前に建て、子育て支援の活動拠点として貸し出す「シェアショップ『そらまめ』」だ。間取りは、地元ボランティア「子育てサポーターぽれぽれ」(藤原万起子代表)の要望を取り入れた“ママ仕様”となっている。1階の厨房は、料理や菓子の提供ができるよう保健所の審査を受け、カフェスペースも備える。2階は壁の一部に鏡を張り、ダンススタジオ風にした。子どもたちの遊びコーナーもある。地元をはじめ県中西部から、約130人の登録スタッフが趣味の教室やカフェを定期的に開いている。主婦西川裕子さん(38)=菊川市=は学生時代の同級生、石原あゆみさん(38)=静岡市=と共通の趣味を生かして1年半前、親子向けのフラダンス教室を開いた。「子育て中はレッスンに通えない。でも、自分の好きなことも続けたかった」。子どもがぐずれば、おもちゃで遊べる。無理なく続けられる環境を気に入っている。 「ぽれぽれ」を設立した菊川市議の倉部光世さん(53)は「ママが趣味や特技をスキルアップし、情報交換できる場がうれしい。起業支援にもつながれば」と期待する。斎藤元志社長(51)は「地元に長年お世話になった恩返し」と話す。使用料は1回300~1000円。片瀬建設(焼津市)の協力で、ハンドマッサージや雑貨販売などママ向けイベントを開いているのは「Loving Smile」(駒村あゆみ代表)。静岡市内のモデルハウスなどを月1回、平日に無料で借りている。「広々とした空間がお母さんのリフレッシュにつながる」と駒村さん(39)。次回は9月11日、同市駿河区のSBSマイホームセンター内のモデルハウスで開く。