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平成27年9月30日静岡新聞:記事全文

見出し 部品切削を高速化 スター精密自動旋盤新製品
日付 2015.9.30
新聞名 静岡(朝)
8
連載・コーナー 経済 しずおか
ジャンル 経済
記事全文 スター精密は28日、精密部品加工用の自動旋盤の新製品「SR―38」を来年2月に発売すると発表した。大型部品の複雑な切削加工を短時間にできるよう改良した。国内外の自動車や機械メーカーなどの設備投資需要を開拓する。直径38ミリの部材まで対応できる。切削用刃物台の下部に、単独で横方向にスライドする小型刃物を設置し、削る部分が多い最初の工程の加工時間を従来の半分にした。傾斜面加工用の回転工具ユニットも搭載した。同社の工作機械部門の2015年8月中間期(3~8月)の国内外受注実績は台数ベースで過去最高。前年同期比約2割増で、特に中国などアジアで受注を伸ばした。菊川市の同社菊川工場での発表会で、田中博常務は「海外でも高精度で加工時間が短い機械が強く求められている」と話した。10月にイタリアで開かれる欧州最大の工作機械展示会に出品する。2タイプあり、標準価格は1430万~1580万円(税抜き)。菊川工場で生産し、年間目標販売台数は150台。