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平成27年11月17日静岡新聞:記事全文

見出し 里山の保全へ児童堆肥作り 菊川、NPO法人も協力
日付 2015.11.17
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 里山の保全と生ごみの減量化を目指し、菊川市河城小園芸委員会がこのほど、放置竹林の竹を砕いた粉末と学校給食の残飯を使い、校内の花壇に混ぜる堆肥作りを始めた。児童に環境サイクルへの理解を深めてもらう試みで、市環境推進課と、市内の放置竹林を整備するNPO法人里山再生クラブ(堀守夫理事長)が協力する。取り組み初日は、5、6年生11人が校内で、竹の粉末とご飯やパンなどの残飯をバケツの中に入れ、スコップでかき混ぜた。今後、児童が1日1回堆肥をかき混ぜるなど作業を続け、1カ月ほどで完成する予定。児童は市職員と堀理事長から、放置竹林の拡大や高いごみ処理費用といった身近な環境問題の説明も受けた。堀理事長は「自然環境の重要性を学んで家庭でも堆肥作りに取り組んで」と話した。