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平成27年12月4日静岡新聞:記事全文

見出し 「30年で150億円」試算 小中学校の長寿命化事業 菊川市議会
日付 2015.12.4
新聞名 静岡(朝)
21
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市内の公立小中学校施設の長寿命化に必要となる事業費について、市は3日、本年度から2044年度までの30年間で総額約150億円に上るとの試算を明らかにした。同日の市議会12月定例会で、太田順一市長が小笠原宏昌氏(みどり21)の一般質問に答えた。市は来年度中に効率的な公共施設の配置と長寿命化を図る「公共施設等総合管理計画」を策定し、具体的な取り組みを決める。耐震化も進める方針で、県が定める耐震基準に達していない校舎や体育館といった施設を優先的に整備する。太田市長は「経年劣化の進み方の違いも想定し、10年に1回程度、建物の再調査や計画の見直しが必要」と柔軟に対応していく考えを述べた。小笠原氏は市内の幼児施設の修繕費も含めて厳しい財政負担を伴うことに触れ、「どうやりくりするのか」と財源の見通しに言及。原田修一教育文化部長は施設数の適正化の必要性を指摘しつつ、「子どもの教育の事情も踏まえ検討していく」とした。倉部光世氏(市民ネット)、岡本徳夫氏(前進)も登壇した。