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平成28年3月8日静岡新聞:記事全文

見出し 保育所入所希望が増加 待機児童発生の可能性もー菊川市
日付 2016.3.8
新聞名 静岡(朝)
21
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市は7日の市議会2月定例会で、4月の市内保育所の新規入所希望者数が15年4月より1・37倍増えたと明らかにした。市教育文化部によると、現在も入所が決まっていない希望者が7人いて、15年4月はゼロだった待機児童が発生する可能性が高いという。西沢和弘氏(市民ネット)の一般質問に石原潔教育長が答えた。子ども・子育て支援新制度で保育所の入所要件が緩和されたことなどで保育ニーズが高まり、267人が4月の入所を希望した。市は市内の保育所に受け入れを要請してきたが依然、7人についての調整が続いている。石原教育長は「既存の施設と定員増を協議すると同時に、公立幼稚園の預かり保育を拡充するよう検討する」と対策の方針を示した。西沢氏は、市が今後見直しをする市幼保施設整備計画についても「時代のニーズに合った具体性のある計画にしてほしい」と注文。原田修一教育文化部長は「待機児童対策を課題と捉えつつ、少子化を見据えた上で施設の安定経営を図れるようにする」と述べ、長期的視野で施設の適正配置に取り組むとした。倉部光世氏(市民ネット)、田島允雄氏(共産党市議団)、岡本徳夫氏(前進)、岡本吉弘氏(みどり21)も登壇した。