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平成28年6月17日静岡新聞:記事全文

日付 2016.6.17
新聞名 静岡(朝)
19
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市の小笠高3年生26人が16日、同市のまちづくりのあり方について考えるワークショップを実施した。市民協働やインフラ整備など五つのテーマで、市職員やまちづくり団体などに聞き取り調査した。高校生の発想をまちづくりに生かそうと菊川市と同校が今年2月に結んだ「フレンドシップ協定」に基づく取り組み。人口減少とその影響について、5月に市職員から講話を聞き、自分たちでテーマを設定した。子育て支援策を考えた生徒6人は菊川児童館を訪れた。施設を利用していた母親に取材し、必要な支援策を聞いた。実際に乳児を抱っこして子育てを体験する生徒もいた。7月上旬に別の五つのテーマでフィールドワークを行う。各班で成果を出し合い、「人口減少社会における地方創生」の視点で太田順一市長に提言する予定。母親に取材した同校の桜井涼太さん(17)は「中高生と小さな子どもが遊べる環境があるといいという母親の声を聞き、自分たちにもできることがありそうだと感じた」と語った。