記事全文
平成29年5月22日静岡新聞:記事全文
見出し | 坊之谷古墳群を公開 6~8世紀「支配者の墓」―菊川 |
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日付 | 2017.5.22 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 19 |
連載・コーナー | 浜松・遠州 |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市は21日、同市高橋の工事現場で見つかった遺跡「坊之谷(ぼうのや)古墳群・横穴墓」の現地説明会を開いた。推定6~8世紀の埋葬施設と土器、装身具が残る現場を公開し、市の担当者が解説した。地元住民や愛好者ら56人が参加した。市によると、遺跡は坊之谷公民館東側の太陽光発電施設予定地で2016年に見つかった。高さ約20メートルの高台に、6世紀ごろの古墳2カ所と6~8世紀と推定される横穴墓1カ所が並んでいる。古墳はいずれも円墳の頂上に長方形の穴がある構造で、青いガラス小玉や緑の管玉、須恵器、土師(はじ)器などが出土した。横穴墓は斜面に直径3~4メートルの穴を掘って造られ、土器や入り口をふさぐ石が確認できる。この遺跡の北側には既に高橋遺跡など同時期ごろの集落跡が見つかっていて、市担当者は「この地域の支配者の墓と考えられる」と話した。現場は普段工事中で一般の立ち入りはできない。市は今後、調査報告書を作成して公表する。 |