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平成29年6月14日静岡新聞:記事全文

見出し 手信号 公道で初訓練 電気の供給停止想定―菊川署
日付 2017.6.14
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川署は13日、本格的な梅雨期を前に、災害などで電気の供給が途絶え信号機が消えた場合を想定し、手信号で交通整理する訓練を菊川市の県道交差点で始めた。信号機の電源を落とし本格的な訓練を行う。15日まで。 同署によると、署内では手信号の訓練を行っているが、公道で実施するのは初めて。交通課と地域課の署員全約60人が臨む。初日は17人が参加し同市加茂の加茂交差点で行った。交差点の中央に立ち、笛を吹きながら手を動かして直進や右左折、停止を指示した。分かりやすい指示の出し方や、車を停止させるタイミングなどを繰り返し確認した。信号機に発電機を接続し、復旧させる訓練にも取り組んだ。 同署管内には171基の信号機がある。交通課の担当者は「万一の際に確実に手信号ができるよう実践を通して署員の技術力を向上させたい」と話す。