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JA遠州夢咲の常務理事、専務理事を経て5月の総代会で就任した。茶農家として約50年間、お茶づくりや販売に関わってきた経験を持つ。69歳。-就任の抱負は。 「組合長という重大な職務を受けた緊張感がある。職員教育に力を入れたいと思う。これからは、自分で考え企画する人材が求められる時代。組合員と話し合い、問題解決に取り組める職員を育てたい。また、管内の認定農業者を理事たちが訪問し、意見を吸い上げる取り組みも始めていくつもり」-課題は。「担い手不足や産物の価格低下など、農業はさまざまな問題に直面している。これまで軽視されていたが、農業者にも経営感覚が必要だと思う。経営力があり、金銭的にも豊かであることで後を継ぎたいと考える若者も増えてくる」-遠州夢咲の自慢は。 「イチゴ、トマトの新規就農者は県内でも最多。確かな技術を丁寧に指導してくれる先人が、たくさんいるからだと考えている。市外や県外から多くの希望を受けている」-お茶振興への考えは。 「従事者が高齢化する中、茶工場の再編など対策をしていくべき。九州のように、多彩な品種を育てる挑戦もしたい」◇モットーは人の悪口を言わないこと。仲間との助け合いを大切にしている。 |