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平成30年5月16日静岡新聞:記事全文

見出し 水墨画講師が米寿記念作品展―菊川のギャラリー
日付 2018.5.16
新聞名 静岡(朝)
22
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 静岡市葵区沓谷の水墨画講師海野蓮心さん(88)の米寿記念水墨画展が15日、菊川市本所のギャラリー画鬼庵で始まった。東洋水墨美術協会(菊川市)の創始者佐々木鉄心さんに学び、40年描き続けた自身の代表作約50点を展示した。20日まで。山水や動物をはじめ、京都や越後といった古都の風景を、墨の濃淡を生かして描いた作品が並ぶ。「雀(すずめ)」は古希の際に70羽の小鳥を描き、毎年誕生日に1羽ずつ足してきた大作。今年は朱墨を使い、ちゃんちゃんこを着たスズメを登場させた。海野さんは「何を描こうかと考えるのが日々の楽しみ。白寿を迎えて白いスズメを描くのが次の目標」とさらなる創作への意欲を語った。