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平成30年8月17日静岡新聞:記事全文

見出し 熱い演奏 最後まで 常葉大菊川高吹奏楽部―甲子園
日付 2018.8.17
新聞名 静岡(夕)
2
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 17日に兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた全国高校野球選手権大会の3回戦は、本県代表の常葉大菊川が近江(滋賀県)に4―9で敗れた。アルプス席では現役の吹奏楽部員のほか卒業生も駆け付け、熱のこもった演奏で応援を盛り上げた。吹奏楽部は、コンクールに向けた練習と野球応援の練習を両立してきた。部員は野球部のロゴが入ったTシャツを身に着け、グラウンドで懸命なプレーを見せる選手と気持ちを一つにして試合に臨んだ。部長の熊谷優希菜さん(17)=菊川市=は「選手の力になるよう精いっぱい頑張る」と演奏をリード。「(初戦敗退だった)1年生の時とあわせて高校生活で4試合も甲子園で演奏させてくれた野球部に感謝したい」と語った。2年前に吹奏楽部副部長だった松井菜生さん(20)=静岡市清水区=は当時の部員2人と参加。「自分が高校生の時は初戦敗退で不完全燃焼だった。当時の悔しさを取り返してほしい」と語り、最後までアルトサックスを力強く響かせた。