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平成31年3月16日静岡新聞:記事全文

見出し 統一地方選2019しずおか 県議選の情勢(3)=磐田市/袋井市・森町/掛川市/菊川市
日付 2019.3.16
新聞名 静岡(朝)
4
連載・コーナー 政治しずおか
ジャンル 県内政治
記事全文 磐田市<定数3>-浮動票多く 混戦を予想 無所属新人が2月下旬に立候補を表明し、現職2人、新人2人が3議席を争う選挙戦が確実な情勢。現職が自民の2議席獲得を狙う中、浮動票も多く混戦が予想される。自民現職の野崎正蔵氏は地元豊田地区の保守層を固め、市内他地区にも浸透を図る。4人の中で唯一、市中心部が地盤の自民現職の江間治人氏は企業の人脈も生かし支持を広げる。教員出身の新人沢田智文氏は国民民主の推薦を得て、労組票を手堅く取り込む。元磐田市議の新人川崎和子氏は女性の政治参画を訴え、先行する3氏を激しく追う。袋井市・森町<定数2>-終盤まで激しい戦いか 袋井市・森町<定数2>-終盤まで激しい戦いか2議席を現職1人と新人2人で争う三つどもえの構図になりそう。現時点で先行している候補者はいないとみられ、選挙戦は終盤まで激戦が予想される。自民公認の現職渡瀬典幸氏は2期の実績をアピールし、袋井市と森町の自民支持層を強固に固める。自民推薦で元袋井市議の新人大場正昭氏は、引退する前職の票も掘り起こす。元森町議の新人伊藤和子氏は国民民主推薦。元県議会副議長の岩瀬護氏の支援を得て町内を固めるとともに、袋井市内の無党派層や女性票の確保も狙う。掛川市<定数2>-三たび三つどもえ模様3選を目指す東堂陽一、増田享大の自民現職2氏に、国民民主推薦の無所属新人榛葉正樹氏が挑む。同様に三つどもえだった前回、前々回は200票差以内の勝負だった。顔触れが変わった今回も激戦が予想される。東堂氏は年明けから市内23カ所で県政報告会を企画し、全市的な浸透に躍起。増田氏は党県連役員の職務に追われてやや出遅れたが、実績をアピールし支持を広げる。党市支部は票の上積みと配分で2議席維持を狙う。榛葉氏は市議会副議長を続けながら準備。若さを前面に、連合静岡や地元市北部の支援者らと追い上げる。菊川市<定数1>-無投票の公算対抗馬を擁立する動きが一時みられたが、2期連続の無投票となる公算が大きい。農協関係者や消防団OBらの支援を受けて、自民現職の宮城也寸志氏が再選を目指す。得意分野の茶業振興に加えて、多文化共生推進や防災体制の確立などに取り組むと訴える。地元イベントにも顔を出して市全域で着々と支持固めを図る。御前崎市<定数1>-無投票の公算自民現職の薮田宏行氏以外に立候補の動きはなく、3期連続の無投票の公算が大きい。12年間の活動に加え、県連幹事長としての実績を訴える。市内の保守層や農協、漁協、商工会など各種団体への支持浸透を図る。