記事全文
平成31年4月20日静岡新聞:記事全文
見出し | 土地改良功労で全国表彰 理事長らが市長報告―菊川・池村区 |
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日付 | 2019.4.20 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 20 |
連載・コーナー | ― |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市上平川の池村土地改良区が全国土地改良事業団体連合会の2018年度全国土地改良功労者表彰を受賞し、17日に大石憲司理事長(72)ら役員が市役所で太田順一市長らに報告した。同区は2007年から県の経営体育成基盤整備事業で農地再編に着手。小区画で生産性が低かった約21ヘクタールの農地を、地権者約60人の同意を得て1ヘクタール単位の大区画に改良し、意欲ある若手生産者らに管理を委ねる形で経営規模を拡大させた。特に地下水位制御システムFOEAS(フォアス)を県内で初めて導入し、裏作の小麦や大豆、野菜類の生産性を大幅に高めて収益力を向上させた点が評価された。大石理事長は「地権者の意見集約に苦労したが、農地荒廃を防ぐためにも取り組んで良かった。これから輸入米の増加で米価の下落が予想されるが、耐えられる経営を目指していきたい」と話した。 |