記事全文
令和1年5月26日静岡新聞:記事全文
見出し | 「遊ぼう会」初イベント 赤レンガ倉庫から文化発進―菊川 |
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日付 | 2019.5.26 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 21 |
連載・コーナー | ― |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市堀之内に残る国登録文化財菊川赤レンガ倉庫から文化を発信しようと、劇団静岡県史主宰の松尾交子さん(浜松市)らが「菊川赤レンガ倉庫で遊ぼう会」を発足させ、25日に初のイベント「関口隆吉にふれるおはなし」を開いた。牧之原台地の茶園開拓や鉄道敷設に尽力し、後に初代県知事を務めた隆吉翁の生涯について、劇団員が朗読劇を繰り広げたほか、関口隆吉顕彰会の鈴木邦雄会長が講演した。鈴木会長は隆吉翁の手紙や遺言書など貴重な資料を紹介し、「茶園開拓は失職した旧幕臣や川越人足など多くの人の生活を救う目的もあった。みんなのために、と取り組んだ茶業が発展し、今も地域に恩恵をもたらしている」などと解説した。 松尾さんは数年前から演劇「牧之原開拓史」を手掛け、菊川の歴史や赤レンガ倉庫の雰囲気に興味を引かれたという。今後奇数月の第4週末に文化芸術や歴史のイベントを継続する。「芸術の場としても面白い。この建物の魅力を多くの人に伝えたい」と話す。 |