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令和1年8月24日静岡新聞:記事全文

見出し 災害救助犬と連携確認 NPOや警察、合同訓練 菊川
日付 2019.8.24
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 9月1日の「防災の日」を前に、認定NPO法人災害救助犬静岡と菊川署、菊川市消防本部は23日、災害救助訓練を市内で行った。災害救助犬を活用し、倒壊家屋に取り残された人を捜索・救助する流れを確認した。西日本豪雨の被災地などに出動経験がある災害救助犬5匹が出動した。訓練指導役「ハンドラー」の指示を受け、がれきの周辺を歩き、はしごを使った捜索活動にも当たった。鋭い嗅覚を生かして要救助者役の存在を感知すると、ほえて周囲に知らせた。 同NPOは菊川市を拠点に活動し、県内各地に約20人のハンドラーがいる。菊川署、菊川市消防との合同訓練は3回目。署員と消防隊員は災害救助犬がほえた場所を重点的に捜索し、見つけ出した救助者役を担架に乗せて搬送した。同NPO顧問の杉山和平さん(67)=同市加茂=は「災害救助犬の力を最大限に生かすため、連携確認の訓練を重ね、技術向上を図りたい」と話した。