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令和1年10月3日静岡新聞:記事全文

見出し トマトと茶で新食パン 共同開発、きょう発売 JA遠州夢咲と鶴田屋本舗
日付 2019.10.3
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 JA遠州夢咲と掛川市のパン製造「鶴田屋本舗」は特産のトマトと茶を使った食パン2種類を共同開発し、2日に菊川市の同JA青果物流通センターで発表した。地元が誇る両食材の良さを生かした仕上がりで、消費拡大や地域活性化につなげていく。3日から同JAや鶴田屋本舗の直営店で販売し、県外への流通も目指す。 「トマト・オニオン食パン」は完熟の夢咲トマトを練り込み、オニオンパウダーでアクセントを付けた。甘さと酸味のバランスが良く、野菜やチーズとの相性も抜群。夢咲トマトは首都圏の市場で高値が付くためほとんど地元で出回らず、生産者の加藤嘉由紀さんは「地元の人においしさを知ってもらう機会になれば」と話す。1・5斤で480円。「ほうじ茶・緑茶餡(あん)食パン」は生地にほうじ茶を混ぜ、緑茶餡を渦状に入れて焼いた。香りが強く、和菓子のように上品な甘さ。鮮やかな緑を出すため試作を半年繰り返したという。生産者の小原繁雄さんは「急須で入れたお茶と良く合う」とPRする。1・5斤で630円。