記事全文
令和1年12月3日静岡新聞:記事全文
見出し | 「高品質な野菜を」菊川に新集出荷場 鈴生 |
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日付 | 2019.12.3 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 8 |
連載・コーナー | ― |
ジャンル | 経済 |
記事全文 | 野菜生産の鈴生(静岡市、鈴木貴博社長)は菊川市月岡に菊川総合集出荷場を新設し、このほど完成式を開いた。温度帯の異なる三つの冷蔵庫や、外気に極力触れずに積み降ろしできるバースを備え、高度な衛生管理による安定的で良質な野菜の出荷を目指す。市が遊休農地を活用するため「次世代農業推進区域」に指定した用地を活用。地元生産者グループ「つきの丘」と連携し、周辺農地でできた野菜を買い取る計画もある。施設は鉄骨一部2階建て、約千平方メートル。長期保存ができる冷蔵庫や内部まで冷やす真空予冷装置などがある。県内各地の同社集荷場から野菜を集積する拠点的施設とし、方面ごとにまとめて出荷することで輸送コストの削減を図る。難しかった端境期の野菜の出荷や不作時の対応も、長期保存の機能を生かして安定化させる。 鈴木社長は「食品業界で衛生管理が厳しくなる中、いち早く対応した。畑から消費者までの距離を縮め、より高品質な野菜を届けたい」と話した。 |