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令和1年12月19日静岡新聞:記事全文

見出し コンビニ余剰品 困窮者に セブン、県内第1弾 菊川市社協に食品など寄贈
日付 2019.12.19
新聞名 静岡(朝)
27
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 セブン-イレブン・ジャパン(東京)は県内コンビニ店の改装・移転時に余剰となる商品を生活困窮者や福祉施設の支援に役立てようと、県内各社会福祉協議会に寄贈する新事業を始め、18日に第1弾として菊川市社協に食品と日用品計75箱を届けた。店舗が改装や移転で一時休業する際、余った商品は今まで同社本部が引き取り、営業再開後に再度配達していた。今後は新店舗の商品を一新し、余剰品は地域の社協に提供する。同様の事業は既に全国23道府県で実施しているという。17日に菊川市内の1店舗が改装に入り、同社社員が菓子や加工食品、マスク、洗剤といった日用消耗品を箱詰めし、市社協に持ち込んだ。市社協は物資を主にフードバンク事業に回して生活困窮世帯に配る予定で、大橋真佐美会長は「これだけまとまった量があると活用しやすい」と感謝した。同社は県内に736店のコンビニを展開。それぞれ15年ごとの契約更新時に改装するケースが多い。同社サステナビリティ推進室の萩原啓吾さんは「地域が強くなることが店舗の運営基盤強化につながるので、積極的に貢献したい」と話した。