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令和2年10月20日静岡新聞:記事全文

見出し 平尾八幡宮 1300年祭 修繕の拝殿額お披露目 菊川、コロナ禍で神事のみ
日付 2020.10.20
新聞名 静岡(朝)
19
連載・コーナー 浜松 遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市中内田の平尾八幡宮で18日、1300年祭が行われた。5年に1度の例大祭に合わせて行われ、氏子総代6人とお宮番12人が参列した。平尾八幡宮は養老3(719)年創建とされる。例大祭では新型コロナ感染防止対策のため、市指定有形民俗文化財の寛政7(1795)年に作られたみこしの渡御は行われず、神事のみ執り行った。みこしは市内で現存する中で最も古く、同宮の神主で国学者栗田土満の弟の貞良が製作したとされる。昨年度修繕が完了した「平尾八幡宮神社社号彫刻拝殿額」は拝殿の入り口に掲げられた。拝殿額は経年劣化が著しかったが、文字や額の彩色やクリーニング作業などをしたことで、江戸時代の面影をよみがえらせた。氏子総代の榊原春幸さん(71)は「節目を盛大に祝う予定だったから残念。5年後にはみこしの渡御ができることを期待する」とコロナ終息を願った。