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菊川市でポニーの触れ合い体験など、馬を介した活動を通じて馬の魅力を伝える、NPO法人うまのあとを2月に設立した。同市出身。43歳。-法人設立の理由は。「幼い頃から馬が好きで4年前に乗馬を始めたのがきっかけ。馬の力強さや優しさに魅了された。多くの人に馬に触れたときの『命の温かさ』を知ってほしいと考えた」-活動内容は。「菊川市倉沢の牧場でボランティアスタッフ7人がポニーを飼育し、地域住民に向けた乗馬体験会を開いている。今後は馬小屋掃除や餌やりなどをプログラム化して動物との相互関係の大切さを体験する事業を開始する予定」-地域の課題は。「緑豊かで暮らしやすいが、農業者の高齢化により放棄地が増加している。コロナ禍で生活様式が変化し、人々が触れ合う機会が減少していることから、豊かな環境を活用し、馬を介して人と人とのつながりを増やしたい」-今後の展望は。「馬を身近に感じてもらうため、馬ふんを堆肥化して作物を栽培したり、就労支援施設とコラボして馬の小物を作ったりする。将来は牧場を広くして引退馬を受け入れる場を作りたい」◇クラウドファンディングで集めた資金で購入したポニーの名前は「キャラメルモヒ」。 |