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令和2年12月19日静岡新聞:記事全文

見出し 殺人事件解決に貢献 ブルンネ号 引き続き警察犬 委嘱 菊川署
日付 2020.12.19
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 重大事件の解決に“新米”警察犬が一役買っていた。菊川市加茂のドッグトレーナー杉山和平さん(69)が飼育するシェパード「ブルンネ・フォム・マッセル・シュテルン号」は、2月に同市内で起きた殺人事件で容疑者の逃走方向の特定に貢献し、その後の逮捕につなげた。菊川署からは引き続き来年1年間の任務を嘱託され、さらなる活躍を誓った。ブルンネ号は4歳の雌。臭いを頼りに足跡を追う「追及」の警察犬として、今年1月から初めて任務に就いた。初仕事は2月中旬、同市赤土に住む夫妻が殺傷される事件だった。ブルンネ号は現場となった夫妻の自宅前から、的確に容疑者の足取りをたどった。「普段は甘えん坊」(杉山さん)ながら、物々しい雰囲気に臆することなく仕事を果たした。嘱託式で楠ケ谷良巳署長は「警察の力には限りがある。行方不明者の捜索などで力を借りたい」とあいさつした。同市柳の団体職員宇佐美良樹さん(61)が所有するシェパード「ココ・フォン・ナーハラーセン号」(雄、7歳)にも嘱託書が交付された。