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令和3年4月8日静岡新聞:記事全文

見出し 八木勇人さん「大田花き」の大会で優秀賞を受賞した
日付 2021.4.8
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー この人
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市下内田のやぎバラ育種農園の2代目育種家。全国最大規模の花き卸売会社「大田花き」(東京都)が主催する2020年の大会で自身が生産するバラ「ヴァーズ」で優秀賞を受賞した。39歳。―受賞の感想は。「少し青みがかかったピンクの色と形が個性的なヴァーズは15年も生産を続ける主力品種。大会では販売実績やバイヤーによる人気投票で入賞が決まった。花のプロから評価されたことは素直にうれしい」 ―農園の特徴は。「品種改良に力を入れている。年間1万粒の種を植え、5年かけてテストを繰り返して世に出るのは3種類ほど。バラはそれぞれ個性があるから品種改良に取り組むのは楽しい」―バラの魅力は。「いろいろな種類があり、形や香りもさまざま。つぼみから開花まで動きがあり、ほかの花に比べて変化が楽しめる」―今後の目標は。「一輪で絵になる特別なバラや、海外で売れるバラを作りたい。静岡県は全国有数のバラの産地。県内の人にもっと気軽に手に取ってもらえるよう、バラを身近に感じるきっかけ作りにも挑戦したい」◇2女の父。最近の休日の過ごし方は、菊川市内田地区の「内田名所人物100選」を10歳の長女と自転車で巡ること。