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任期満了に伴う菊川市長選(15日告示、22日投開票)を前に、掛川青年会議所は12日夜、同市内で立候補予定者による公開討論会を開いた。出馬を表明している現職の太田順一氏(66)と新人の元菊川市議小笠原宏昌氏(52)が教育・子育てや産業振興、福祉・医療などの市政課題を巡り論戦を繰り広げた。公開討論会支援NGOリンカーン・フォーラムの植松一成理事が進行を務めた。教育・子育て政策で、太田氏は「第3子以降の保育料無料化など経済的な支援策を充実させる。いち早く取り入れたICT(情報通信技術)教育は県内でも先進的で効果もあるので続けたい」と強調。小笠原氏は「保育料や給食費など切れ目のない支援を進める。郷土愛を育む教育には特に力を入れ、子どもたちが菊川へ帰ってくるよう促す」と述べた。 防災では、小笠原氏が「自主防災組織に行政から大災害の教訓や情報を積極的に提供する。消防団の人員確保にも協力していく」と訴えた。これに対し、太田氏は「災害があっても立ち直れるまちづくりが大切。市民の皆さんにはハザードマップの周知を進めていきたい」と説明した。中部電力浜岡原発については両氏ともに再稼働に反対の立場を示した。 |