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平成29年3月30日静岡新聞:記事全文

見出し 極わせ米 早くも田植え―菊川 大石さん
日付 2017.3.30
新聞名 静岡(夕)
2
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 菊川市上平川の農業大石憲司さん(69)、哲也さん(43)親子が30日朝、極わせ米「なつしずか」の田植えを市内のトップを切って始めた。お盆に新米を食べてもらおうと、憲司さんが25年ほど前から毎年栽培していて、地元では田植え風景が春の風物詩になっている。穏やかな日差しの下、約1ヘクタールの水田で哲也さんが田植え機を使い、10センチほどに育った苗を植えていった。近隣の農家や住民が集まり、緑色に染まる水田を眺めていた。 8月上旬に約4・8トンを収穫する見込み。JA遠州夢咲を通じて地元商店で販売するほか、関東圏からの注文にも応じている。同JA管内ではほかに5軒の農家が栽培する。哲也さんは「寒さで苗が傷まないよう水量の調整などに手がかかるが、早い新米を楽しみにしてくれている人がいるので良い米を作りたい」と話した。同日、焼津市などでも同品種の田植えが始まった。